1日中仕事のスケジュールが入っていない休日には、皆さんはどのような過ごし方をされているでしょうか。これまでの睡眠不足を補うように遅くまで眠ったり、家でゴロゴロしてゆったりと体を休めているという方も多いかもしれません。しかし、富裕層の多くは休日をオフの日と定めず、平日と同じようにスケジュールを入れて規則正しく過ごす方が多いようです。
休日はアクティブレストに
睡眠を取ったり、体を動かさずに休むことは「消極的休養(パッシブレスト)」と呼ばれています。よほど重度の疲労を覚えている場合はパッシブレストが必要ですが、それ以外であれば「積極的休養(アクティブレスト)」をするほうが疲労回復には効果的だといわれています。
アクティブレストとは、疲労を感じたときに、ウォーキングやストレッチなどあえて軽く体を動かす休息方法のこと。体をほぐし、血流を改善することで、疲労回復効果を高めることができます。
アクティブレストは運動だけではなく、「休日は家でゴロゴロせず精力的に動くことで、モチベーションを維持する」という考え方にも応用できそうです。休日を完全なオフの日として過ごしてしまうと、休日の終わりには「明日は仕事か…」と憂鬱な気分になってしまいます。休日だからという理由でオフの日を設けないことは、仕事のモチベーションやパフォーマンスにもいい影響を与えるでしょう。
有意義な休日の過ごし方
では、富裕層はどのように有意義な休日を過ごしているのでしょうか。
外で休日を過ごす
富裕層の多くは、家の中でゆっくり過ごすよりも、休日こそ積極的に外に出る傾向があります。美術館・博物館に行ったり、ミュージアムや劇を観たりと、芸術鑑賞を積極的にすることもあります。オン・オフをつくることはありませんが、リフレッシュをして生活にメリハリを生むことを意識することで、仕事で新しいアイディアが生まれやすくなります。
体を動かす
金融資産の多い人は、休日にランニング、水泳、球技、筋トレなど、体を動かす習慣を取り入れている割合が多いそうです。経営層の間では、短いコースで和え51.5kmも走破しなければならない過酷なトライアスロンも人気です。健康に気を遣うのはもちろんですが、負荷の高い運動を通して「高い目標にチャレンジする」という経験を重視しているのかもしれません。
家族との時間を過ごす
休日の過ごし方は、子どもがいるかどうかでも異なるようです。特に、遊び盛りな小学生くらいの子どもがいる場合は、平日に構ってあげられなかったぶん、休日に家族で過ごす時間を設ける方も多いようです。